翻訳者ルナの雑談ブログ

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「紅茶」なのに「black tea」

ルナです。
来てくださってありがとうございます!


イギリスといえば、紅茶のイメージがある方も多いのではないでしょうか。


「紅茶」は、英語だと「black tea」です。

 

厳密には、イギリスでは「tea」=紅茶と解釈されるので、わざわざ「black tea」と言うことは通常ありません。

他の種類のお茶と区別したい時などに「black tea」と言います。
※たとえば飲み物の選択肢に、紅茶と緑茶がある場合などですね。

 

日本語だと「紅茶」()なのに、
英語だと「black tea」()で、色が違うんですね。

この違いには、理由があります!

 

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日本語と英語で「紅茶」を指す言葉の「色」が違うのはナゼ?

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理由①茶葉の色

 

まず、紅茶の茶葉が、緑茶の茶葉と比べて黒っぽいのが理由の一つだと言われています。

 

でも実は、加工が異なるだけで、緑茶も紅茶も同じ「チャ」の木の葉です!

 

理由②淹れた時の液の色


同じ茶葉を使っても、イギリスでは、紅茶の色が日本で淹れた時より黒っぽくなります。

これは、水の硬度(ミネラル含有量)が、抽出液の色に影響するためです。


一般に、日本は軟水(ミネラル少なめ)で、
ヨーロッパは硬水(ミネラル多め)
※地質などにより例外あり

 

紅茶に含まれるタンニンが、ミネラルと結合することで、抽出液が黒っぽい色になるのだそうです。

 

ちなみに、香りや渋みなどの出方も、水の硬度に左右されます。

ミネラルウォーターなどで比べてみても面白いですよ!

 

まとめ

・日本語では「」茶だけど、英語では「ブラック」ティー

・「黒いお茶」と呼ばれる理由は、茶葉の色と抽出液の色

 

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おまけ

一般的なイギリス人の紅茶の淹れ方はこんな感じ ↓


①マグカップにあらかじめティーバッグとミルク、砂糖を入れておき、そこに熱湯を注いでしばらく待つ
②スプーンでマグカップの内側にティーバッグを押し付けて絞り、取り出す
③完成!


一般市民はアフタヌーンティーはしないし、普段はティーポットすら使いません…。

 


最後までお読みいただいてありがとうございました!