こんにちは。ルナです。
見に来てくださってありがとうございます。
突然ですが…
「水」と聞いて、何℃くらいを想像しますか?
(安心してください、今回も英語の話です)
「水」は英語で「water」ですが、厳密には日英で定義に微妙な違いがあることをご存知でしょうか。
今回はそれについて書きました。
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「水」って冷たい?
「水」と「water」の違い
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※「water」には、一般的な「水」以外にも、いくつか意味がありますが、今回はあくまで「水」を指す場合のお話です。
①国語辞典の定義
まず、日本語の「水」の定義は以下の通りです。
1 水素と酸素との化合物。純粋なものは無色・無味・無臭で、常温で液体。(中略)化学式H2O
2 湯などと区別して、温度の高くないもの。
②英英辞典の定義
続いて、英英辞典で「water」をひくと、以下のような定義になっています。
a clear thin liquid that has no colour or taste when it is pure. It falls from clouds as rain and enters rivers and seas. All animals and people need water in order to live.
(訳:透明な薄い液体で、純粋なものは無色・無味。雨として降り、川や海へ流れ込む。動物や人間が生きるために必要とする。)
「水」と「water」の違い
日本語の「水」は一般的に、冷たい(常温以下)というイメージで使われるのに対して、
英語では、「water」という単語は、温度に関係なくあくまで液体のH2Oの呼び名という感覚です。
日本語では、温度の高い液体H2Oに対しては「お湯」「熱湯」など、別の呼び名があります。
そのため、辞書の定義にもあるように、「水」は必然的に「温かくないもの」と理解されがちです。
一方、英語では、
お湯=hot water (※warm waterなど温度に応じて使い分けあり)
熱湯=boiling water など、
温度にかかわらず「water」という言葉が使われるため、必ずしも「water=冷水」とは解釈されません。
つまり、
たとえば英語圏で「お風呂にwaterを張ってありますよ」と言われても、水風呂だと言われているわけではない(はず)です (^^)
(ドッキリ、アクシデント等については責任は負いかねますのでご了承ください…!)
まとめ
日本語「水」と英語「water」では、前提とされる温度が違う!
▶ 「水」= 常温以下
▶ 「water」 = 温度は問わない
英語の「water」は、温度に関係なく使えることを覚えておくと、英語の表現がもっと広がるのではないでしょうか。
参考になれば嬉しいです。
今回のように、日英で対応する訳語があるように見えても、実はそれぞれの持つニュアンスが微妙に違うというケースは時々ありますので、またご紹介しますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!